税理士の事業承継の支援を目的とした当社の事業も、数えて11年目。
これまでに、150件余りの案件をお世話してきた。
企業の合併とは趣異なる
事業承継と言えば、事業を継いでくれる税理士を探すこと。
やはり自分の事業を譲るのだから、それなりの対価は欲しい。
これこそ人情というもの。
言葉では事業承継だが、実態はM&A。
ただし、M&Aといっても、経営者自らが譲り手とともに働く。
企業のM&Aとは、趣が異なることもある。そこが事務所承継。
M&Aという言葉が定着
税理士さんも数年前までは、M&Aという言葉は使わなかった。
つまり、事務所を買うというより、顧問先を引き継ぐという姿勢。
だから、事業承継と言っていたが、ここに来てM&Aという言葉がほぼ定着。
インターネットでも、「会計事務所のM&A」での検索の方が速い。
事業承継では、検索する人も少なくなってきている。
M&Aという表現で、事業承継を語る会計人も多くなっている。
同時に、譲る先生もM&Aで、対価を得ることに抵抗がなくなってきている。
まとめ
格好つけることなく、お金に替えること、退職金代わりのお金。
長いキャリアで培った信頼を、これぞと思う相手に譲る。
そう、M&Aで良いではないか、高齢の先生も口にするようになっています。