すでに事業承継契約を締結した、キャリア48年の税理士さんから確定申告を前に連絡があった。
確定申告の準備で多忙な日々を送っていたが電子申告に慣れていたので、すでに大方の申告書の作成は終わったと言う。
後は保険料の資料の発行を待つ医師や歯科医師の申告書が残るだけで、いつもに比べてはるかに早く作業は進んだ。
それだけに、確定申告終了後に行う経営統合業務も早目に着手したいとの強い要望が出されたのだ。
最後の確定申告ゆえに、ゆっくり作業を進めるかと思いきや、承継を決めたからには、気が変わらないうちに行動したいという。
しかし、相手も同じ多忙な時期だけに、経営統合作業を進めたくとも、現場はそんな余裕はない。
相手の税理士法人には、先生の希望を伝えたが、案の定、やんわり断られ、あと一月は現状のままに。
まとめ
今回の先生のように、契約後、統合作業を早めたいという要望は、時期が時期だけに出たことはなかった。
それにしても、50年にも及ぶ歴史にきまりをつけるのは、大変なことだと思うが、そこまで確定申告を急いだのはなぜか?