先週、高齢の税理士さんとともに、とある税理士事務所を訪問しました。
昨年来交渉を続けてきた事業承継がまとまり、契約締結のための事務所訪問です。
承継先の事務所のある私鉄の最寄りの駅で、待ち合わせ。
予定の時間よりだいぶ前に到着し、先生の来るのを待っていると、赤ら顔の先生が改札口に現れた。
互いに、まずは新年の挨拶。先生としては、事業をたたむわけだから複雑な気持ちだろう。
事務所まで徒歩10分。歩きながらの会話も、弾むというわけにはいかず、ただ黙々と歩く。
承継先の事務所に到着すると、事務所の中はがらんとし、職員さんの姿は女性がただ一人。
15名ほどの事務所なのにと思いながら、訪問の趣旨を玄関で告げると、「お待ち申しておりました」との答え。
奥に消えた職員さんが戻ると、その後に承継される税理士さんが現れ、早速、契約の話。
応接室などに行くかと思えば、玄関先の応接スペースが面談場所であり、契約の場所。
少々戸惑いながら、「こちらでよろしんですか?」と問えば、「はい、結構です」
職員に聞かれる話ではないと思いきや、「職員にはすべて話してありますから、聞こえてもいいです」という。
その職員さんたちは奥の会議室で、全員で研修中。
契約の一連の作業が終わり、「担当の職員を紹介します」と、なんと手回しの良いことかと感心する。
そういえば、確定申告まであと一か月で、素早く担当者との引継ぎも行わなければならず、妥当な対応。
人のよさそうな好青年が登場し、挨拶。老先生も、心なしか、顔が上気し、話し言葉も少々早口に。
自分の孫ほどの職員に引継ぎを行うわけだから、少なからず抵抗はあると思われるが、顔には出さず。
一通りの挨拶が終わり、早速今週の初めには承継先の事務所での引継ぎが始まっているはず。
ここ数年たった一人で税理士業務をやってきた先生の”自分流”を引き継ぐのは、大変なこと。
それでも、若者にこのようは業務をやらせることができる事務所のは、大いなる発展の可能性を感じる次第。
しかも、その姿を事務所の職員が見ている中での、契約そして引継ぎの挨拶だけに、なかなかできないこと。
そんな風景に、引継ぎが抵抗なく行われるに違いないと確信した次第。新年の第一号の契約風景でした。
事業承継支援室長
大滝二三男
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