先日、勝ち組事務所を訪問したと書きましたが、そこでの話です。
若手税理士が、勝ち組事務所の広報誌を見ている時、「この方、名前変えてません?」
何の話かと思えば、苗字ではなく、名前。読みは同じだが、漢字が違っているという。
勝ち組所長も「そうです。その通りです」
「実は、彼女、高校3年生の時の同級生ですよ。よく喧嘩をしていましたよ」
「彼女、実はプロの歌手を目指していたんですが、会計事務所で働いていたんですか」
今回お会いさせたお二人はさるビッグ監査法人の出身者。
それだけでも、打ち解けていたのが、女性幹部職員がなんと、若手税理士の同級生と分かり、さらに親密に。
「彼女は高校の時から優秀でしたが、先生の右腕にもなっていたとは驚きですね」
さらに、「そんな幹部を育てるノウハウを教えていただけませんか」と聞けば、
「じっと、10年間成長ぶりを見続けることだね。でもその前に成長するできる人材でないとだめだね」
これには「10年ですか。我慢ができないでしょうね、わたしには!」と、若手所長。
そのうち、勝ち組所長、やおら携帯電話で話だし、「君と高校の同級生がここにいるよ」
さっそく、20数年ぶりの会話。「近くにいるなら、連絡ちょうだいよ」まさに高校生に戻った感じ。
電話が終わり、その感想を聞くと、「頑張っているんですね。やはり、彼女優秀だったんですね」
なんと、彼女は、若手税理士の活動ぶりを、ホームページでチェックし、とっくに把握済み。
「一緒の仕事ができるかもしれません。所長、その際はよろしくお願いいたします」
勝ち組所長もまんざらでなく、y帝の時間をはるかにオーバーし、事務所経営のコツを丁寧にレクチャー。
若手の税理士が事務所を訪問して、先輩の話を聞く。これは勝ち組所長が歩いてきた道。
この点も”愛い奴”と映ったのかもしれないが、”来る人は拒まず”の姿勢は成功者に共通しています。
それにしても、世間は狭いですね。つくづく感じている次第。
事業承継支援室長
大滝二三男