事業承継の本質はどこにあるのでしょうか?
一般企業のM&Aは、経営者が事業を続けることができずに、やむを得ず企業を売却するパターン。
もちろん、事業展開を他の方面に進めるため、一部の事業だけを売りに出すこともあります。
しかし、会計事務所のM&Aとなると、明らかに後継者がいないため、顧客の面倒を見てもらう相手を探すため。
なかには、自分が税理士を辞めるにあたって、お客さんに「勝手に後任を探してください」という猛者もいます。
このようなケースは例外と思いきや、意外と多いのにはびっくりしました。
税理士さんは、同業者と経営に関する話し合いをすることが不得手です。
ですから、経営問題を相談する相手がいません。こんな方は最終的にいわば”職場放棄”をしてしまいます。
見放された顧問先は、やはり自力で顧問の先生を探さなければなりませんが、これは簡単にできます。
しかし、辞めた先生は「私以上に面倒見のいい税理士はいません」なんて平気で言う人も少なくありません。
困ったものです。
このような状況があるから、当支援室が全国を走り回ることになるのかもしれません。
本日も関東平野で仕事をしていますが、今回の相談者は、引継ぎを考えるとすぐに辞めるようなことをできない。
承継者とともに最低1年間は一緒に仕事をし、その後はゆっくりするという先生ですので、こちらも安心です。
そんな、こんなで、また1年が過ぎようとしています。
お目にかかった先生方、そして、ホームページにご登録していただいた先生、本当にありがとうございました。
このブログも今年は本日までで、来年の1月6日から再スタートします。
皆様のご健勝をお祈りします。
事業承継支援室長
大滝二三男
フリー電話0120800058
どうかお気軽にご連絡ください。