税理士の勝ち組の先生方と年に数回、ゴルフを楽しんでいます。
皆さんが事業承継の経験者ですが、この5年ほど、いや一昨年まではゴルフに夢中では仕事の話なし。
1泊旅行を兼ねているので、夕食はお酒を飲みながらの楽しい懇談、時には艶っぽい話も。
税理士事務所経営に関する話は一切なしで、ゴルフの反省会といった雰囲気だった。
でも、昨年から何やら雲行きが変わってきました。
ティーグランドでも、「先生、○○はどうですか?」なんて、仕事の話が出るように。
皆さんが勝ち組ですから、そんなに深刻な話にはなりませんが、やはり”日本丸”の行く末には疑問符が。
まだ、記帳代行を海外で行っている方はいませんが、コスト管理には相当悩んでいるようです。
幸い、この業界はお金がかかるのは人件費と家賃程度で、仕入れはなし。
それでも、報酬料金がアップしない状況から、いかにコストを抑えるかが最大の課題。
皆さん、それなりの手法で経営しているが、その環境が厳しくなっていることには変わりがない。
先生方がお酒を飲みながらも、真剣に経営の話をしている姿は、他の税理士さんの会合ではみかけない。
このメンバー、どちらかというと、ゴルフ大好き。しかもクラブ選手権に出るほどの腕前の先生方。
遊びも真剣。中でもゴルフには相当入れ込んでいるが、仕事にはもっと真剣。
普通は皆さん、平日の場合は、ゴルフが終わってから背広に着替えて、仕事に行く人ばかり。
それだけに一泊の”ゴルフ研修会”は、のんびりできるはずだが、プレー中も誰かが仕事の電話。
キャディさんに怒られないように、カートから離れ、小声で話しているが、その姿は真剣そのもの。
事務所からの電話はほとんどないというが、どうやらほとんどが、お客さんからのもの。
数年前だったら、電話を切っていたものだが、この2年は常にオン。厳しい現実が追いかけてきます。
事業承継支援室長
大滝二三男