東日本も梅雨が明け、猛暑の襲来です。昨日は大地震の被災地も36度を超える暑さだったそうですから、熱中症など、くれぐれも身体に気をつけていただきたいものです。
事業承継支援室では、全国の皆さんからのご相談を受け、北に南に、そして西へと走り回っていますが、ここ2週間ほどは、高速道路を走る車の数も気のせいか、トラックを中心に増加傾向のように感じられます。
東京都内でも、つい最近まで、幹線道路の通行量が減っていたように思いますが、この1週間は早朝6時ごろでも交通渋滞を招くほどでありませんが、以前よりずっと多くの車が走るようになっています。
経済状況が、政治の貧困ぶりと比較しても、いち早く復興の芽が出ているようにも思います。税務の話は過去の数値の積み重ねですから、今はまだまだの状況が続いていますが、なかには忙しいですよという声も。
とはいうものの、地方においては、現在の顧客を維持し、数字的にも昨年を上回ると断言できる方はごく少数。中小零細企業ばかりをお客にしている事務所さんは、まだまだ苦しいときを耐えなければなりません。
でも、「もういいよ。そろそろ辞めたいね」という先生方は何時の時代でもいらっしゃいます。ここに来て、引退を決めた先生から「事務所の査定はどうするの?」とか、「年商で決まるの?」といった質問が増えています。
先日も、「先生の事務所を引き継ぐことになったんだが、エヌピーさんに○○先生も相談されたそうですね。ちなみにいくらくらいで先生にお礼をすればいいでしょうかね」。まあこんな程度の意識が大半です。
つまり、「辞めたい先生の後を引き継いであげたので、自分が望んで引き受けたわけではないから、支払うお金も少なくていいでしょう」ということを確認するための電話でした。弊社からすると、とんでもない数字です。
多分、ご自身が事務所を承継してもらおうとしたときには、年商程度で引き受けて欲しいというに違いないと思われる口ぶりでした。そうなんでしょうね。だから、弊社が6年前にこの仕事をスタートしたわけです。
数十年間もお客様を大事にし、共に歩んできた、そんなお客様を大切に思ってくれる事務所の経営者に譲利他い。もっと自分よりいいサービスを提供できる先生を探して欲しい。そんな声に応えるためにがんばっています。
事業承継支援室長
大滝二三男