とにかく元気なんですね。毎日の仕事があるかどうかは別にして、とにかく元気な男どもが、政治を批判したり、また、子供たちの仕事に小言を言ったりしながらも、元気なんです。
毎日内を生きがいにしているのでしょうか？そんなことは一切考えてはいません。とにもかくにも一日がめっぽう早く過ぎて行き、一年が本当に早いのです。
男の平均寿命が79歳でしょうか、その前に若く死ぬ人は交通事故のあったようなものです。とにかく生きていましょうというのが、合言葉のようです。
先日もゴルフに行きました。会員の方、86歳。その次は76歳。二人とも200ヤードは飛ばしています。ゴルフをする人ならば、この距離は分かると思いますが、平均以上の飛ばし屋さんたちです。
年金生活者の86歳、75歳ですが、練習場でレッスンプロにアドバイスを受け、まだまだ向上心のあるところ実に見事です。昔のことを語る人は多いのですが､このお二人は先を見て話されます。
でも、こんな生活は税理士さんにはほとんどできないでしょう。75歳の方は中小企業の経営者で、息子さんに代を譲り、86歳の方は元ドクター。耳も遠くなったというで引退。息子さんが後を継いでいます。
税理士になる動機が､人付き合いが苦手で、会社人間にはなれないからと言う方が多い。そんな方だから、地域で活躍する人もいるがが、圧倒的に“孤独”な住民で、仲間としか付き合いがない。歳を取れば取るほどその傾向は強くなる一方。
でも、引退という言葉はなかなか出てこないのも事実。86歳の元ドクターは週に2回、ゴルフ場に通い、優雅にゴルフにうち興じている。「時間があるからね。お迎えが来るまでがんばりますよ」
何ともうらやましい限りです。
事業承継支援室長
大滝二三男
