確定申告業務は順調に進んでいますか?電子申告を早くから行っている都内の事務所では、18日の時点で95%の処理が終わったということでした。その数は150件。ほぼ100%電子申告です。
紙の申告の時には、3月15日より何日早く処理を終えるか、終了時点で、ボーナスを査定する。もちろん、夏や冬のボーナスに比較するとその金額は少額ですが、励みにはなりました。
ところが、高齢の先生方の中には、電子申告などやってられない。判子を押すこともできないではないし、パソコンの画面でチェックするのが面倒くさい、と頑なに紙での申告をしている人も。
時代が違うんですよね。パソコンを使えない人が、パソコンで資料を届ける顧問先に対して、あれこれ言っても、その効果は少なくなるでしょうね。50ならぬ、60の手習いの先生も。
もちろん、80歳を超えた先生でも私どもとの連絡をメールで行っている例はありますが、やはり、そろばんはとっくに卒業したが、「パソコンなんてやってられないよ。」
職員さんたちはほとんどがパソコンを駆使して、お客さんとのやり取りや国税庁のサイトから情報を収集しているのは当然ですが、なかにはインターネットは繋いでいない事務所もあります。
というのも、情報が命の会計事務所にとって、システムに入り込んで、破壊されたりしたら、被害甚大。それを未然に防いでいるのだと言われますが、果たしてそうなんでしょうか。
単純にインターネットは普及し始めたころによくあった職員が業務時間中にサボって、くだらないサイトを開き、独り楽しんでいる。そんな情景を思い描いてのネット遮断かもしれません。
こんなマイナス思考は辞めて、どんどん事務の効率化を図った方がいいのですが、もうほとんどの事務所が採用しているインターネットを採用できないとなると、お客様も疑問を感じるのでは?
速さと正確さが要求されるようになった会計事務所業務ですが、未だに試算表の提供が2ヵ月後、なんていうと、常に財務の資料を要求している発展する企業にはノーサンキューの事務所ですね。
早く確定申告業務を終了し、職員さんにもちょっぴり休暇を。そして、3月決算法人等の申告業務に突入しましょう。いかがでしょうかね。
事業承継支援室長
大滝二三男