会計事務所の事業承継の仕事をしていますと、いろいろな事態に遭遇します。深刻なのが、先生のボケの問題。
電話でご相談をいただき、先生の事務所でお会いする約束。指定の日時にお伺いすると「どなた様でしたかね。そんな約束しました?」「ええっ」こちらこそ「??」です。
まだ、これなどは良い方で、承継候補者と面談し、細かい条件を詰めている段階で、日を改めての話し合いとなるが、それまでの了解事項がすべてすっ飛んで、一からのスタート。
こちらは承継先の先生と何とか話を詰めようとするのだが、必ず都合の悪い問題になると、「そんな話はしましたっけ?」となる。これにはあんぐり。日に日にボケが進んでいきます。
終いには「そんなことは言ってない!」と怒り出す始末。もうこうなるとジ・エンド。話を早々に切り上げ、「この話はなかったことにしましょう」と席を立つことになる。
それが再び電話を掛けてきて、丁重に「先日の話を続けたいと思いますがいかがでしょうか?」こうなるともう笑い話。こちらのさらに丁重にお断りするが、何と数ヶ月にまた電話。
そこで疑問。このような先生方のサービスを受けているお客さんたちはどんな人達だろうかと。それとも、実務となるとしっかりし、全然ボケていないのかとも。
今日も「そんな電話しましたかね。覚えておりませんので、よろしく。また連絡いたします。」どうかこうなる前にご連絡ください。しっかり、問題を解決しますので。
本日はちょっぴりつらい話でしたが、明日は我が身かとも思うと真剣に頭脳のアンチエイジングを考えなければと思う次第です。この週末、夏バテ気味の身体をチューンアップします。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。