最近、ガン宣告された先生の事業承継をお手伝いしました。
とにかく超ワンマンの先生でしたから、職員の皆さんも先生には一切口答えできず、非常識な話にも従順に従うしかなかったようです。
これもよく聞く話ですが、先生のご家族も職員に対して先生同様の態度を撮ることもあったようです。
入院中の先生に書類を届け、サインをいただくときにたまたま食事時間になってしまったとのこと。そのことで付き添っていた娘さんに怒鳴られてといいます。
もちろん、病人を思いやる家族の心持ですから、食事時は避けてほしいというのは当然の思い、職員も気を遣いながらの応対。もちろん先生が了承してのこと。
その後の言葉がいけなかった。「今度来るときは注意いたします」これに対して、「今度とは何ですか!!」頭ごなしの怒声だったそうです。
職員にしてみれば、「あんたの使用人じゃないよ」と言いたいところですが、それも我慢、我慢。
残念ながら先生はその後まもなく他界されましたが、家族の職員を見下す態度は変わりはなかったようです。こんなことが先生の評価を下げることにも。
事業承継の仕事をしていると、さまざまの人間模様が見えてきます。単純な事務所承継のお手伝いではなく、大事な人間関係のパイプ役かもしれません。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。