本当に暑い日が続きますが、このシーズンになりますと、事業承継の家族会議が開かれるようです。
お盆の時期、お子さんたちも孫を連れて帰郷し、このときとばかりに高齢の税理士先生から「そろそろ引退したいのだが、どうだろうか?」と投げ掛け。
もちろん、子供たちに引退のタイミングを聞くのが目的ではなく、誰かに背中を押してもらうための一言なのだが、お子さんたちはそうは考えない。
「辞めたらぼけちゃうから、もう少しガンバッたら」と親の心、子知らず。定年のない仕事だけに他人に辞める時期を相談できない悲しい運命。
だから、故郷を離れ、年に数回しか会えない、そして生活の面倒を見る責任のない子供に話をしているのだが、その心持は分からず仕舞い。
子供たちに弱気な父親像を見せたくないので、「まあ、もうしばらく頑張ってみるか。職員たちの生活もあるしな。」といった具合。
でも、先生の人生、まだまだ続きます。名誉ある撤退もあるだろうし、生涯現役もあります。そんなとき事業承継支援室も協力します。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。