不動産の価格はどうなっているのでしょうか?新聞には毎日のように一戸建ての建売住宅や高級マンションのチラシが入ってきます。郵便受けには大手不動産業所あの支社のチラシも毎日放り込まれています。
東京の住宅地でのことですが、それらのチラシには「○○地区で、二世帯住宅用の土地をお探しの方がいらっしゃいます。ご相談をお待ちしています」と、土地をすぐにも買い受けるような調子ですが、本当にそうでしょうか?
そういえば、半年以上も売りに出ていた築20年以上のお宅に新しい表札がかかりましたし、チラシの内容もかなり鉄道の駅から徒歩10分以内の近いところはかなり強気な売り出し価格の不動産掲載されるようになりました。
とはいうものの、不動産業者には金融機関から融資は出ないとも聞きますので、ほとんどが仲介物件か大手不動産業者が販売してる部件がほとんど。地元の工務店が建築条件付で売り出している不動産物件などはほとんどありません。
やはり、ここにも大きな格差が出てきているのですね。3代にもわたって地元で業務を展開してきた小さな工務店の生きる道はほとんどないようにも見えますが、かろうじて親が立てた家を建てた工務店にリフォームを頼む人も少なくないともいいます。
そんな歴史のある工務店も青息吐息、跡継ぎのないところではお決まりのようにその歴史を閉じようとしているといいます。そんな工務店の会計を見ている税理士さんにはこんな事情はお分かりでしょうが、その事業承継には手が出ません。
今、店を閉じれば、融資の返済のために家を取られることもなく、社長の財産も確保できるが、長年続けてきた事業を閉じさせるすべを知らない人も少なくない。本当に悩ましいが、命をとられるわけでなければ、どうでしょう積極的に説得されたら。
こんな話と同様の案件を処理することもあります。他の職業ほど借金をするわけではありませんが、会計事務所の経営者としてより、他の事業に手を出した失敗し、多額の借金を返済できない状況に陥ってる先生からのご相談も。人生本当にいろいろです。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。