会計事務所の事業承継のお手伝いを始めて4年。
本当にうれしい話もあれば、昨日の花島の悲しい話もあります。
事例を総合的に判断すると、会計事務所の実態が分かります。
それはご相談される多くの先生方は自営業者であるということ。
組織としてゴーイングコンサーンを明確に標榜できる事務所は、
ほとんどないというのが実情ですね、どうしても。
もちろん、後継者をお子さん以外に決めた先生からの相談も。
このケースは承継する事務所の価値を知りたいというもの。
ご自身の税理士事務所経営者としての歴史の評価を知りたい。
私どもは提供された資料から評価をいたします。
その評価にはどなたも納得されます。ご自身が提供された資料が
実態を明瞭に証明しているから文句の言いようがありません。
でも、本当に素晴らしい資料を提供されたのが今回です。
職員の給与も上場企業にも負けない、当然先生自身の所得も。
40年余の経営から離れるに際し、関与先と職員の安心が第一。
自らのお子さんたちも独立し、もうお金は必要ないと言われる。
奥様とこれからの人生を楽しみたいということでご相談に。
お薦めしたお相手も事務所創設25年。職員給与もほぼ同じ。
双方の事務所がゴーイングコンサーンを十分認識。
関与先と職員の将来を考え。家族主義経営ではない点が同じ。
なかなか出来ないこと。スタート時は自営業者だったが、
辛酸をなめ、日々事業にまい進して見事に人と組織を一枚岩に。
私の貧しい語彙で十分にこのケースを語ることが出来ないが、
きっと、関与先、職員が語り継ぐに違いないと確信しています。
こんな事例のお手伝いが出来ることに本当に感謝です。
本当に心底、周りによく温かい目が行き届いた先生方でした。
事業承継支援室長
大滝二三男