お年寄りの税理士さんが良く言うことです。
実務は職員任せで、申告書をチェックするだけだと言います。
でも実際は、問題がありそうな顧客の申告書だけを先生が見る。
職員から申告書作成終了の報告があっても、「問題がなければ良いよ!」
結果は、何を見ることなく、職員の手で電子申告終了。
判子を押す手間もないから、先生はやることなし。
過去に決算から申告まで2日、先生の了解なく、電子申告終了。
決算書と申告書は申告が済んでから、先生に渡されていた事例があった。
少なくとも、先生に申告書完成の報告があって、初めて申告ON。
それがなく、担当職員が勝手に申告、それも申告期限ギリギリ。
日が変わろうかという、夜中の11時59分にプッシュ・オン。
これはいけないでしょうと、先生に言えば、「言うことを聞かないんだよ」
これでは税理士の指導・監督の下に、税務申告が行われたとは言えない。
法律違反、職員は下書きをしただけとは到底言えない。
そんな状況下で、後2、3年と言われても、付き合っていけません。
殆どの先生が、こんなことになってはいないはず、でもいるんですね。
習慣は恐ろしい、職員もその習慣に慣れ切ってしまっている。
いつかは承継するのでしょうが、その後が恐ろしいですね。
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男