様々な案件に出会います。
病で寝た切りの依頼者からの依頼は、特に注意を払います。
正常な判断ができないのではないかと思いながら、話を進めます。
その場に関係者がいないときには、特に気を付けます。
はたして、こちらの主張が正確に伝わっているのか、不安になります。
それでも、よろしくお願いしますと言われれば、納得してしまいます。
話が進んで、契約段階になったとき、相手から疑問が出ます。
こんな条件は初めて聞いた、納得できない。
寝た切りの依頼者に説明済みの条件も、聞いてないというのです。
こうなると、如何にこちらが主張しても、決して聞き入れません。
話をした時に、それを聞いた第三者がいませんから、水掛論になります。
それでも話を進めようにも、次の一手はありません。
文書で残すことと、話だけで済ませることがあります。
交渉途中の話は、文書にしません。
ですから、聞いた、聞かないということはたまにはあります。
でも、契約する時には、その問題は解決します。
双方が納得できなければ、当然、契約はできません。
これが契約後では大変です、時には契約解除になる可能性もあります。
当方も誠心誠意対応しますが、言った言わないの水掛論は苦手。
「先生、契約はキャンセルしましょう」とは、なかなか言えません。
大人の対応をしますが、時にはぶち切れるときも!
多くの事案のなかには、こんな思いもあるんです、人間ですから!
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男