税理士は、顧客のバランスシートは正確に把握しています。
企業のみならず、その経営者の資産も把握しています。
当然、株屋さんの動きも確認しています。
投機を辞め、投資家として対応すると、株屋さんも困ります。
回転売買をさせることで、その手数料で株屋さんが生活できます。
買ってもらったら、売らせるな!本当にそうでしょうか?
営業担当者は、とにかく売買させなければ、収益はマイナスです。
でも、下げ相場で適切なアドバイスをする営業マンは、??
「見切り千両」という言葉を実践できる営業マンは、いますか?
電話が来ても「買う」ことを勧めることばかり。
その決断も「あなたが決めたんですよね」と、その立場は守る。
例えマイナスになっても、株屋には責任はありません、というわけだ。
でも、欲ボケの我々には、良い話しか聞こえてこない。
だから、株屋さんも責任など感じる必要はないのかもしれない。
でも、でも、これからは資産防衛をサポートする税理士も考えます。
的確な情報を提供できるアドバイサーには、株屋さんもその一人。
今後数年間で、税理士と資産アドバイサーは、その存在を問われます。
税金の処理だけに目を向け続ける税理士は、埒外となるでしょう。
「先生にお願いすれば、安心だよね」
こんな言葉は、株屋さんには向けられないでしょう。
それだけに、税理士の存在は、これからも重いものとなるでしょう。l
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男