そういえば、ここ数年ホームレスを見なくなりましたね。
60年以上前、上野駅の地下鉄浅草線への通路は、浮浪者で一杯でした。
そう、今で言うホームレスですが、臭いも尋常ではありませんでした。
地下道を通る時は、浮浪者と目を合わせないようにそっぽを向いていました。
なぜ、そのような人もたむろしているのか、親に聞くと、家がないのよ。
戦後10年、まだまだ国内は貧しく、町は多くの浮浪者を抱えていました。
まさに今は昔、ホームレスになっても仕方がない人も少なくないようです。
実は、違った意味で、多くの会計事務所がホームレス状態。
会計事務所にとって、営業がストップすれば、成長は止まる。
成長が止まれば、職員の給与は年々上がるわけだから、収益は悪化する。
その影響を受けるのは、経営者である税理士先生。
それを避ける一番手が、SNSファーストの今、その武器はHP。
ホームページがない会計事務所には、新たな若い元気な客は来ない。
彼らはまず、事務所をネット上でチェックをする。
ホームページはない事務所は、問題外。
そう、ホームレス事務所は相手にはされないわけです、
HPを作成するにはそれなりの費用がかかります。
さらに、作りっ放しで、随時更新を忘れていれば、ホームレス状態に!
魅力的なHPで、従業員を確保できている事務所も少なくありません。
新規顧客もHP を観て、「お願いします!」という顧客もいるのです。
数年前のように、ネットから来る客はろくなもんじゃないという声も、
これからは、そうバカにできないと考え直した方が良いのかもしれません。
ホームレス事務所は、生き残れなくなるのではと、不安にもなります。
事業承継支援室長
大滝二三男