税理士事務所を事業承継した先生、一杯飲んだ勢いで言ってしまいました。
それも税理士会の会合でのこと、「事務所を売っちゃったよ」
実際には先生も社員税理士として、事務所の役員を勤めているのだが、
実務は若手の税理士に任せたこともあり、気楽になって、ポロリ。
それを聞いた同世代の先生から、どうやって相手を見つけたんだと質問。
当然、ありがたいことに、弊社のことを話された。
ただし、引き受けた法人にとっては、M&Aは明らかにしていないこと。
個人事務所と経営統合したことは明らかだが、金銭の授受はノーコメント。
もちろん、「事務所を売っちゃた」と言っても、仕事は継続中。
しっかり給与もてにしているので、大金は動いていない。
その資金も、職員が全員法人に転籍した際の退職金に充てられていた。
でも、先生にとって、同僚に訊かれた際に面倒な説明より、この一言。
「事務所売っちゃたよ」、誰もが詳しく訊こうとはしないという。
しかし、その場に居合わせた引き受け経験者は、「言わなきゃ良いのに!」
はっきり言ってしまう先生も少いが、この先生はあくまでも明るい。
同僚の先生にも、「いつでも紹介するよ!気が楽になるよ!」
こう聞くと、仲介者としては、先生、万歳!本当によかった!
まだまだ、先生の仕事は残っています、頑張ってください。
事業承継支援室長
大滝二三男