一生に一度のこと、仲介者として精一杯、先生の希望を叶えたい。
譲り渡す先生に満足いただけるように、条件設定をします。
しかし、破格の条件を設定しても、受け手がノーと言えば、アウト。
そこを受け入れられる状況を作ること、それが仲介者の見せ処。
当然、諸条件を上回るような交渉することはできません。
これらの条件も、譲り渡す先生と十分打ち合わせて決定する。
ところが、交渉中にこの条件を勝手に自分の有利に変えていく。
こんな人はこれまでの経験でほとんどいないのですが、出てきました。
具体的にどのような形で、わがままを言ってきたかは想像に任せます。
交渉開始の時点では、承継後は、辞めると言っていたのだか、辞めない。
それも引き継ぎのために数年は必要で、その間の給料も要求。
もちろん、承継の対価は分割してほしいと、言いたい放題。
この間の話は、実は直接交渉を行った結果、これも契約違反だが。
譲り受ける先生も我慢に我慢を重ねていましたが、打ち切りを決定。
仲介者としても、引き受け手の判断を、もちろん納得。
それでも、何故、打ちき切りだと叫ぶ税理士。
仲介者の責任だと言うのだが、交渉中の変節ぶりは知らん顔。
交渉中に弊社の手数料についても、まさにいちゃもんを言い続ける始末。
これまでの140件を超える仲介で、この例は例外中の例外。
やっぱり、辞めるという肚が決まっていないのでしょう。
実際、こんなことを書けば、きっとご本人の耳には入るでしょうね。
だからといって、性根は変わらないでしょう。
もちろん、守秘義務契約をしているから、地域や実名はご法度。
誰も知らない話ですが、ご本人だけが知っていることなんですね。
さて、これから先生はどうするのでしょうね?心配です。
事業承継支援室長
大滝二三男