職員が一人で、先生も高齢。
先生は早く事務所を閉鎖したいが、職員の生活もある。
そこで、職員の働き先が見つかるまで待つことにする。
職員も先生同様に歳をくっていると、早々働き口はない。
こうなると、職員も辞めるに辞められない。
温情の熱い先生ならではの悩みだが、実際多くの先生が同じ悩みに。
税務署からもそれとなく、承継を示唆されるケースもある。
実際に女性職員が辞める意思を固めた時点で、先生は88歳。
直ちに同じ支部の先生に承継を終え、同時に再婚。
そのお相手はなんと、長年勤めていた最後の女子職員。
ほほえましい話だが、再婚の際に親族から異論も。
そう相続の話。実際の再婚4年で、実際の話になってしまった。
相続人は再婚した奥さんと孫の二人。
もめたこともあるようだが、奥さんが無理な主張をせず、和解。
これも温情ある個人のなせる技。
話がタイトルから離れてしまったが、実際にこんな事例もあります。
結論は、職員一人の事務所、先生は辞めるには時間が掛かること。
事業承継支援室長
大滝二三男