企業経営者は、一癖も二癖もある人がほとんど。
その言い分を聞いているうちに、「勝手なことばかりを言うな!」
そんな心境にもなるという。
お客さんの要請だから、夜の夜中でも行かなければいけない。
独立した当時は、お客さんを話したくないと、顧問先の言いなりにもなった。
しかし、事務所を経営して30年も過ぎると、お客の要求も聞き流しにできるように。
所詮、文句を言いたいだけの話で、税務上の問題など一切なし。
相手は素人だから、無理なことを言ってきているのが分かりすぎるぐらいわかる。
そこを気分を害さずにスッと流せるだけの心の準備があれば、それで安心。
ところがどこにでもクレーマーはいる。
長年付き合ってきた社長さんが、年齢とともに口うるさくなり、そのうちクレーマーに。
「顧問料を払っているんだから、俺の言うとおりにしろ!」、中にはこんな人も出てくる。
「いい加減にしてくださいよ」とはっきり言ええる人は、精神的に苦痛はない。
しかし、それが言えない人の場合には、これが蓄積される。
なんと、税理士さんの隠れた死因の一つが、すい臓がん。
この原因がストレスとも言われている。まさに完治の非常に難しい病の一つ。
事業承継の業務を始めてから足掛け9年、実はこの病で亡くなった人は10人を超える。
税理士の事業承継案件を処理した件数の8%の方が、この病に倒れている。
承継案件の先生方がすべて亡くなられているわけではないので、この数字は実に高い。
それほど、ストレスの中で仕事をされている一つの証拠かもしれない。
実のところ、定かではないが、すい臓がんは分かった時点で、余命を図る病気とか。
ストレスをためないように、先生頑張りましょう!!死んでも頑張りますなんて言わないように!!
事業承継支援室長
大滝二三男