信越地区の事例で、昨日のブログの続きのような話。
事務所には70歳後半の先生と女性職員2名。
その年齢は、60代後半1名、50代後半1名。
パソコンが見えないのが、不思議。
それもそのはず、先生はパソコンは使えない。
職員二人ともなんとそろばんで仕事をしている。
事務所の応接セットで先生と事業承継の話を進める。
先生も高齢ゆえに、声は大きい。
事務所の概要を聞き、対応策を話す。
その途端、ザーッという音、なんと算盤の音だ。
その後も一時間近くほどだったが、事あるごとに、ザーッ、ザーッ。
「願いましてはー?」と検算をするわけではないだろうが、算盤の音が響く。
話が終わって、帰るときにはお二人とも「ご苦労様でした!」とねぎらいの言葉。
目を合わせることもないのは、当然のこと。
でも、翌日先生からの電話は「もう少し考えるわ!」
お分かりですよね。よくある話です。
でも、算盤で”意思表示”をするとは、恐れ入りました。
(もう7年前の話で、恐縮です)
事業承継支援室長
大滝二三男