高齢や病気などで、税理士としての責任を果たせない先生に対する同業者の応援はいかに!!
誰もが知っているように、税理士会の支部に相談に行くと、「まかせなさい」と言われます。
日常の業務も税理士がいなければ、すべてニセ税理士行為として、追及されます。
それ故に、税理士会は所属の税理士に応援をさせます。
なかには、個人的に応援を買って出る税理士もいます。
今回の事例でも、この数か月間は先生が入院され、申告書などのチェックができない状態の相談です。
顧問先のことを考えると、税理士のチェックがない申告書などを提出することはできない。
そのため、顧問先の少ない税理士に応援をしてもらったという。
先生も高齢で、復帰の可能性も少ないので、家族が応援の税理士とその紹介者と話をしたという。
そこで言われたのは、「職員と顧問先の面倒は見るから、先生には早く資格を返上させる」という。
事務所の職員であり、税理士の家族は唖然とし、事業承継の対価の話を聞いても、その答えはゼロ回答。
「面倒見てやるのだから、つべこべ言うな」と。
どうでしょう。このような事業承継が、普通に行われているのです。
それも、税理士会支部の役員の権益になっているとも言われます。
こんなことが日常茶飯事であれば、やはり税理士の民度の低さを証明するものではないでしょうか。
税理士としての品位、そんなものは微塵もありません。
「税理士会に持ち込まれたものであれば、お金なんて払う必要はありませんよ。」
首都圏の税理士会支部の役員の話です。
こんな話が公表されれば、顧問先企業の社長さんたちの笑われますよね。
でも、これが普通に行われているのです。
考えちゃいますよね。それまで頑張ってきた先生への同業者としての配慮はないのでしょうね。
不況業種と言うより、度量の狭い個人の寂しい業種として評価されます。
事業承継支援室長
大滝二三男