乗っ取り、こんな話が少々ボケに入ってしまった税理士の娘さんから、連絡がありました。
1月に書いた続きなのですが、その後の対応をサジェスチョンした結果報告になります。
この国税OBの税理士は、税理士会の支部長も経験した長老でもあります。
おそらく支部の役員当時に、病気や死亡により、業務ができなくなった事務所の処理経験。
その経験から、「俺が面倒見てやる」といった心構えで、「事務所を借りてやるから!」と横暴な対応。
しかも、事務所の賃貸契約、しかも賃貸する側の契約解除条項はしっかりと書かれたものだけを提示。
賃貸契約が出来たら直ちに業務を始めるといったもので、事業承継に関する話は一切なし。
実は、この話、娘さんから、「こんな契約でいいのでしょうか?」という、質問が来たのが発端です。
契約書を提示後、1週間後に来訪してきたOB税理士に、事業承継について質問した。
その途端不機嫌になり、一方的にしゃべるも、賃貸契約以外に金銭にかかわる話は一切なし。
事業承継に金銭を支払う気は毛頭ないと素振り。これには対応する側もあきれるばかり。
それというのも、当支援室が事業承継にどのように取り組んでいるかを話したことが、背景にあった。
当初、そのOB税理士の下で仕事をするといっていた職員も、その事務所に入ることを拒否。
顧客などの情報をすべて知っている職員がいなければ仕事もできない。これにより、OB税理士は”退場”。
一件落着だが、自分たちで事業承継の相手を探すことになり、早速動いたそうです。
この時点では、当支援室が表に出ることはありませんでした。
近くの税理士さんに話をした結果、「面倒なことに首を突っ込みたくない」と、これまた拒否の姿勢。
結果、当支援室に応援を依頼されたのですが、まだ面談は未定ですので、解決策はどうなりますか。
しかし、急激にボケが始まってしまった税理士さん、しかも業務を知らないその家族の行く末は多難です。
事業承継支援室長
大滝二三男