朝青龍の引退でスポーツ紙ばかりか日刊紙の一面を賑わせた相撲はもちろんのこと、スポーツ界は外国人がいなければ成り立たなくなっているのではないだろうか?
日本の国技といわれる大相撲でも番付の上位はモンゴル、モンゴル、モンゴル、ブルガリア、そしてロシア、さらにモンゴルといったところで、彼らの間に勝ち越すのがやっとの日本人大関や腰の据わらない関脇などがいるに過ぎない。
各部屋には外国人は1名に限るとなってからも、モンゴルから各部屋に入門する人は絶えない。日本人のひ弱な力士を尻目数場所で幕下に出世し、次から次へと関取に上り詰めていく。大相撲にとってモンゴルは大事な資源の供出国である。
モンゴル人が日本相撲協会に反乱を起こしたら、直ちに大相撲は田舎の村相撲になりはてるのではないかと思えるほどだ。だからといって彼らを甘やかすことは御法度。身分制度の中でしっかりと日本の伝統を植え付けるべきもの。単なる格闘技ではない。
日本人にとって勧善懲悪、悪者を懲らしめる善人の大岡越前守のような人が持てはやらせ、朝青龍のようなヒールはいつかは退治されるのが大いに喜ばれる。まさに強うヒールが求められ、しかもそれが外国人であればなお結構。そんな構図が今回の引退劇。
もう一人、善人の白鵬がモンゴル人だけに、ヒールの朝青龍には日本人はなおのこと罵声を浴びせやすい。もっとも、プロレスのような“演劇”であれば、彼の行為も許されたのに、大相撲であったためにヒールであり続けることができなかったわけだ。
それにしても、日本人若者の減少によって、3Kといわれるきつい仕事はフィリピンやマレーシアさらに南米からの出稼ぎ外国人に回され、彼らなしではビルの解体もできないといった状況を呈している。日本の若者は手を汚さない。
そんな日本にした政治家に手を挙げることはできないが、将来的には彼ら外国人の移民を受け入れざるを得ない状況に陥る筈。その際日本の政府はどのような施策を講ずるのだろうか。日本は本当に沈没してしまうのか?
事業承継の仕事をしていると、後継者がいない企業がほとんどという状況、そして企業が顧客満足度をいう中で、社員満足度の高い企業ほど顧客満足度も高いことを横目で見ている経営者もまた多いことに気づく。主張する外国人が多くなるのも仕方がない。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。