税理士事務所の先生から、「確定申告も終わり、そろそろ店じまいを考えているので、、」とは良くある話。
今回は、税理士法人雄経営者から、「承継の仲介に入って下さい」といった依頼が舞い込んだ。
譲り渡しの先生が急速に気力がなくなり、今週中にも承継をお願いしたいという。
引き受け手は税理士法人なので、交渉に同席する役員と刷り合わせもあり、来週の面談に。
承継相手と税理士法人の代表とは、日ごろから昵懇の間柄で、すでに双方は暗黙の了解済み。
しかし、あまりの急な話の進展で、税理士法人内の意見の集約が取れていない状況。
そんな中で、過去に一度、事業承継のお手伝いをした当支援室に緊急以来となったもの。
双方とも了解しているのなら、当支援室の関与などは必要がないとも思われるのだが、
代表は、「言いにくいことは双方とも口に出さない。そこで、仲介してもらい、悔いを残したくない」
言いたいことをはっきり言ってよい場合とそうでない場合がある、というわけだ。
特に金銭にかかわることは、なかなかはっきり言い出せないもの。昵懇の間柄であれば、なおさらだ。
かねてから、そんなことを言っていた代表の電話連絡だけに、当支援室も、早速日程を組む。
来週の現場には、事業承継契約書案を持参しての交渉となるが、多分、簡単に決まるだろう。
このような形で、当支援室が仲立ちをするケースがここにきて増えています。
仰々しく弁護士を立てて、交渉にあたるよりも、ソフトな感じで交渉が進むからだろう。
当支援室もあくまでも両者の意見を集約する話だが、非弁行為にならないようチェックしながら。
このような要請は、税理士同士の承継に、うまく行かない事例が増えてきている証左だろうか?
そう言えば、先日も先生の娘さんからとんでもない話が舞い込んだ。これは明日のブログで書きます。
事業承継支援室長
大滝二三男