先日、税理士の先生方とベトナムを訪問してきました。
その時の話題の一つが、私の仕事についてでした。
早いもので、事業承継の仕事に特化してから7年を過ぎました。
この間に90件を超える案件のお手伝いをしています。
そこで出た質問が「一番うまく行った例を教えて?」というものでした。
しかし、この答えは比較する対象が明確ではないので、なかなか難しいものです。
お手伝いした案件の詳細について、語ることはほとんどしません。
というのも、対象が分かってしますと、とんでもない話が出てきてしまいます。
つまり、ハッピーリタイアをした先生に、「売ったんですか?」と聞く方も出るからです。
事務所を拡大した税理士さんは「時間を買ったんです」と、いうことはできます。
しかし、譲った方は聞かれたくないこともあるでしょう。
それが事例として、ウエブ上に公開されている場合、果たしてどうでしょう。
しかも、その事例が古くなっても、いつまでも同じ状態で掲載されていたら。
そんなことを考えると、どうしても事例として残すことには抵抗があります。
もちろん、掲載されている方には了承を取ったうえでのことでしょうから、心配はないでしょう。
ですが、私は話す時も、どこの誰と分かるようなことは、明確には言いません。
中には、「うちの地域にある税理士法人の支店ができたけど、あれも大滝さん?」
こんなことを言う先生もいますが、私の答えは「知りませんねぇ!」
笑って答えます。
今回同行された先生から「承継先の先生が素晴らしいので、もう少し残ってもらいたい」
順調に引継ぎが行われ、そろそろ引退を考えている先生に延長交渉をしてもらいたいというものでした。
こんな要望が出てくると、こちらもうれしくなります。
そう。当支援室は契約後も双方を見守り、依頼があれば、ほとんどの事に対応しています。
今回はうれしい以来でしたので、早速、帰国後連絡を取り、来週早々訪問する予定です。
やはりスピードが何よりです。良いにつけ、悪いにつけ、即断即決で対応します。
事業承継支援室長
大滝二三男
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