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床屋さんの早耳

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私は床屋さんが大好き。それというのも、近所の噂を聞くことができるから。私がこの30数年通っている床屋さんは、私より6歳年上の方で、話がとにかく好き。まず家で飼っているネコの話に始まり、近所の野良猫事情を細かく語り、話はどんどん進む。

ネコの話が終わると、床屋さんの近況が入る。「何でみんな美容院に行っちゃうんだろうね。とてもヘヤーサロンに行く髪の毛じゃない人まで、行くんだから。先日も女房がみたら頭がほとんどはげている人が順番待ちをしていたと笑っていました」という。

実はそのご主人の話では、一人のお客さんも来ないことが結構あるとか。私は土日曜日限定でもお客が待っていることも少なく、逆に髪の毛をやってもらっているときに客が入ってくると「おや!?」と思うときもあるほど。実ののんびりしたものだ。

だが、ご主人の顔はやはり冴えない。「お客が少ないからビールも飲ませてもらえないんですよ」と言うことで、禁酒をしたら、今度は自転車に凝ってしまい。奥さんと休日にサイクリングを楽しんでいるが、「本当に閉めようかとも言っているんですよ」と真顔になった。

そういえば、JRの駅から自宅までヘヤーサロンを数えると6,7軒あり、同時にヘヤーカット専門店が2軒、床屋さんは2軒あるが、メインストリートの床屋さんは一番の老舗だが、今では職人も雇えず家族経営がやっと。それでも客はほとんど人が入らず、ご夫婦でお店番。

ところで、わが町には今でも上記の2軒のほか、私が行っている床屋さん以外に、女主人が経営している床屋が2軒、それも古ぼけたお店で、蛍光灯の灯る店内も昭和を思わせるほど。あまりの不気味さに「こんなところに客は来るのか」と訝るほど。

床屋さんでご主人との会話を楽しみにしている人にとって、ヘヤーサロンはとても行ける場所ではないし、耳を傾ける話などないに違いない。それにしても、近所付き合いがほとんどなくなった今となって、床屋さんは近所の情報収集するのに大変ありがたいところ。

つい数日前も、底地を10数年前に物納されて、今では国が大家さん。「買ってくれってくるんですが、借地人のままがいいですよ。20年の更新はありませんしね」という話を聞く。そういえば、わが家も借地契約の更新料数百万円がなければ、等価交換もしなかったはず。

これも床屋さん情報が等価交換に応じたきっかけにもなったが、また新情報。「外環道につながる家の前の道路が拡張されるんですよ。」。私の家と20メートルも離れていないので、「それは困った、環境が悪くなるね」と言えば、「大丈夫、完成までに死んでます」と。

確かに、石原都知事が大深度トンネル方式で外環道を通すと言ったものの、それにこの大不況だから予算的に無理だろうとは思うが、この逆で、大規模公共工事を早期に行って土木建設業に大量の資金を供給するとなると、早まる可能性も出てくる。

ご主人によると、借地の一部が収容されるから奥の方に住居を建て替えるとか。そんなに早く話が進むはずもないが、床屋さんの情報の早さは馬鹿にできない。しかし、大深度といっても、必ずや何らかの影響が出るだろう。でも、完成を見ることなく、寿命が尽きるか?

事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。

  • この記事を書いた人

大滝二三男

事業承継・M&A支援室長

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