「それ、国産だよ!」
奥から出てきた店主がおもむろに言った
「最近じゃ、めっきり国産はへっちまってよ~、相当珍しいもんだよコレ」
築地でも、スーパーでも、商店街の魚屋でもない
家具屋さんでのひとコマ
国産とは、日本の職人さんの手による製品とのこと
「最近は、材料だけで組み立ては自分だろう。悪イけど、素人が組み立てものなんて直ぐに壊れちゃうよ。職人が作ったのだったら何十年ももつよ」
職人かたぎのこの店主
家具業界は「良いものが売れない」「安かろう悪かろう」の世界になっちまったと歎く
「国産」家具が減少の一途を辿る理由
「大手量販店」の存在もさることながら
「後継者不足」(ここでもか!)
どんどんと、家具職人が廃業していっているらしい
担い手が無く、流通する製品が減少、価格も下げれず、既述の組み立て製品に負けてしまう
その後、商品説明もそっちのけで、家具業界の行く末についての講釈が数十分
どこの業界も同じようなことが起こっているのですね
職人はちょっとの修業じゃ、一人前になれない
技術や経験を年月をかけて伝授していく
会計事務所も一緒です
税理士ってある意味、職人芸
資格とって、税理士に慣れたからと言って、一人前では無い
様々な技術・経験を研鑚して初めて信用される「先生」となるわけで
事務所を托せる後継者(税理士)を作り上げるのは時間がかかるもの
事業承継は十分に時間をかけて準備するもの
まずはお気軽にご相談を(営業かい!)
事業承継支援室
石原坂 誠