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孤独な老後、税理士は辞められない! 

更新日:

たった一人で事務所を続け、70才後半になった今、気づいてみたら、お客さんも老人ばかり。

人とあまり接点を持ちたくないと、大学卒業後もサラリーマンになる気はなかった。

他人に干渉されるのは嫌で、一人で判断し、業務ができる仕事を探し、卒業前に税理士を目指した。

勉強はお手のものだったので、友人付き合いもほどほどに、受験体制を整えていた。

最初は大学3年で会計2科目と所得税、4年で法人税と相続税をクリアし、卒業と共に会計事務所に就職。

順調に税理士生活を送り、3年の"訓練"期間を経て、26才の若さで独立を果たした。

開業することで、面倒な人付き合いからも解放されると考えたが、お客がいなければ仕事にならない。

こればかりはなんとも仕方がなかったので、我慢をして付き合ったが、可能な限り顔を会わせなかった。

そんな状態だから、お客を生活ができる程度に止め、増やすという考えはこれぽっちもなかった。

ただ同業者となった大学時代の友人との付き合いは、細々と続け、業界情報などをおしえてもらっていた。

その後、友人は家庭を持ち、事務所も拡大し、従業員も10人を越えるまで成長させていた。

自分はといえば、結婚など頭になく、従業員を雇うなど、およそ考えの及ばないこと。

独り者で、事務所も小さい、税理士で結構というお客さんだけを大事にして、およそ50年。

なんの不満もなく、税理士生活を続けてきたが、気づいてみたら、回りに誰もいなくなっていた。

結婚を望んでいた両親も今はなく、兄弟ともほとんど没交渉。親の法事も兄弟任せで不義理の連続。

そして今、就活の時期に入ったが、なぜか税理士を辞めるという気持ちは一切起きない。

次々に行われる税制改正は間違いなく対応できていると考えているが、それを確認するすべもない。

お客さんに迷惑はかけているかもしれないが、それも面と向かって言ってくる人もいない。

果たして、こんな孤独な老人がお客相手の仕事を続けていていいのだろうか?

 

まとめ

そう、こんな先生からの相談を受けたのだが、果たして仕事を取り上げる答えはできるのだろうか?

超高齢化社会はますますひどくなる、その時事業承継はどんな形になるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

大滝二三男

事業承継・M&A支援室長

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