コロナ禍にあっても、税理士の事業承継相談は暇がない。先日も90歳に届こうかという税理士から、朝方に電話がきた。
いわく、息子さんが意見の違いから事務所から独立してしまったが、何とか引き戻せないかと必死。
詳しい事情を聞いてみると、なるほどと息子さんの決断を納得できた。つまり、40数年余勤めても判子を押すことを許されない。
責任あるのは単なる事務所業務のみで、対外的に立場を証明する術がなく、家庭でも評価はされていない。
日頃の鬱憤が積もり積もって、今回の行動となったのだが、確かに所長として一旗挙げたくなるのは、至極当然。
騒動の結果は、父親が折れて所長の座を息子に譲り、事務所承継もスムーズに行われ、現在は何事もなく平穏無事。
まとめ
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