当支援室長として、ブログを毎日更新すること、すでに3年になろうとしています。
どなたから「知っている人が見れば、だれの事か、わかりますね」とコメントされましたが、その通り。
事業承継に関しては、厳重な守秘義務を負っていますので、どなたにも分かるようには書けません。
とはいうものの、できるだけ真実の姿をとどめるように、デフォルメした書き方もします。
昨日のブログも、読む人が読むと、だれのことかははっきり分かります。
当事者が読まないことを分かったうえで、珍しい題材なので、あえて披露しました。
守秘義務の期間も過ぎていますし、事業承継については一切なし、おそらく、皆さんにはわかりません。
でも、税理士さんは人のふところを十分知ったうえで仕事をしますので、守秘義務は厳格に守ります。
そういえば、ごく最近、税理士事務所の職員の”内職”が、税務調査から発覚しました。
税務署から税務調査の電話連絡が、税理士さんに来ましたが、先生には心当たりがありません。
先生は税務職員に、「調査対象には心当たりはないが、担当者は分かりますか?」と逆質問。
その結果、”幽霊顧客”の担当職員が、数年間も”内職”を続けていたということが判明。
しかも、その職員はM&Aされた事務所の職員で、引退した先生の事務所時代からやっていたという。
そのことを前の先生は全く気付かず、野放し状態。承継先から引退された先生への報告で、初めて知る。
唖然とするやら、憤るやら、血圧は上がりっぱなしで、高齢の先生には耐えられないほどとか。
それにしても、ニセ税理士行為を堂々と継続。しかも、新しい事務所の先生の判も作っての確信犯。
実害はないとはいえ、こんな職員を引き受けたのでは、大きな信用問題。当然その職員は即懲戒解雇。
M&Aで、職場が新しくなったことを考えれば、その際に新しいお客として、表に出せばよかったものだ。
やはり、一度蜜の味を堪能してしまうと、なかなかやめられないのでしょうね。脱法ハーブのように。
そういえば、私が通っていた飲み屋を担当していた税理士事務所職員も、ニセ税理士行為がバレて、首に。
後でその事務所の所長に聞いてみると、その飲み屋の申告書の数字は、毎年同じだったという。
こんな申告書を飲み屋の経営者が毎年見ていれば、おかしいと感じるはずだが、”信用”とは恐ろしいもの。
私どもの譲り渡し希望の先生には、こんなニュースが入った以上、職員をチェックをするようにお願いします。
先生にとっては、「失礼なことを訊くな!」と言われそうですが、やはり、安心安全が何よりですから、実行します。
今の時代、いい歳をして、ニセ税理士行為をして、懲戒解雇され、その後は勤め先もなくなるだろう。
家族を不幸のどん底に陥れるような行為、「ほんの出来心」なんて言い訳は、誰も聞いてくれません。
安月給にも我慢して働き続ける税理士事務所の職員たちも多い中、こんな背信・脱法行為は許せない。
事業承継支援室長
大滝二三男
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