誰もが認める今年の漢字、それは「絆」。
事業承継を実施された先生方にも、30年、40年と太い「絆」を切る思いだったかも知れません。
でも、その後継者がさらに太い「絆」を結んで行かれるでしょう。心配はいりません。
話は飛びますが、それにしても、原発はまさに”人災”。メルトダウンを超えてメルトスルーだという。
”冷温停止”状態だと言いますが、メルトスルーで、どこまで燃料が解けていくのか、だれも知りません。
推測でものを言っている状況が、今日も続いています。放射能は今でも放出されています。
そんななか、「災」の元凶たる東京電力が、”権利”として、料金を上げるという。
とんでもない、こっけいな話でもあります。”権利”とはなんですか。開いた口がふさがりません。
大手マスコミも大スポンサーである東電には、筆も鈍り、ペンは剣よりもやはり弱いそうです。
そして、『害』です。
これは誰も感じているでしょう。投票もしたでしょう。こんな『害』ばかりをまくなんて思いもせずに。
害毒を防ぐ方法は一つしかありません。交代です。交代できる選手が見当たりませんが、ともかく交代です。
幸いにして、私どもが日夜取り組んでいる事業承継は、同じ交代でも、その質は天と地の違い。
昨日も新幹線に乗り、行ってきました。切実な承継問題です。
50年間税理士稼業を続け、そろそろ引退したいが、後継者が育たず、やむなくこの長さに。
それでも踏ん切りがつきました。
「どなたか言い方がいればいいのでが、」と言う先生の顔は、まさに”経験”のしわだらけ。
「絆」を切って、新たな人へのバトンたちです。
こんな人には「本当に長い間、ご苦労様でした」の一言もその後ろ姿にかけてくなります。
事業承継支援室長
大滝二三男