例年通りの暑さ、今やもう残暑見舞いのシーズン。知人友人にハガキを書きましたか?
それほど親しい人でなくても、もらって悪い気がしないのは季節の挨拶状。
日本にはいい風習が残っていますね。
私のところにも、ここ数年お付き合いのない方からも便りが届きます。
この風習を利用するいい機会が、税理士事務所の元お客さんへの便り。
「契約を解除し、ほかの先生の所に行った社長さんにハガキなど、もってのほか」と考えるのが普通。
でも、そんな狭量では、新たなお客さんは取り込めません。
何も企業の顧問税理士でもなくて、よいのではありませんか。
契約を辞めた税理士事務所からのハガキには、元の顧客は必ず目を通します。「今頃なんだろう}と。
特別なこといりません。時候な挨拶と健康にご注意だけでいいのです。
なぜか。「社長、忘れていませんよ。何かあったら是非ご連絡ください」の気持ちが通じればいいのです。
もちろん、企業の顧問を改めてやろうなんて考えたら、たぶんだめでしょう。
社長さんたちも歳を取ります。個人的なことを企業の顧問税理士に頼もうという人は少ないそうです。
ですから、個人の税務問題が起ころうとするとき、思い出してもらえればいいのです。
そのための一枚のハガキです。
米国では。辞めていった納税者の後をハガキが追っかけていくというのが普通です。
「我々は、あなたのことを忘れません」と。中には「うちを辞めた理由を教えてくれ。参考にするから」
こんな積極的なはがきもあるそうです。もちろん、メールではいけません。十分ご注意を!!
事業承継支援室長
大滝二三男