ゴールデンウイーク、今年のように浮かれることのない黄金週間は、この数十年間ではじめての経験ですね。
長期に休みが取れると思い、温泉地などに予約を入れても、宿泊施設はほとんど満員。よほどの伝手がないといい温泉旅館などは取れませんでした。
ところが、今年は違います。高級旅館で空いています。もちろんそんな旅館には泊まりませんが、それにしても東北の旅館は空いています。
東北の旅館にとっては、このゴールデンウイークが一年のうちで一番盛り上がるシーズン。でも今年は、震災と放射能で90%以上の予約がキャンセルとなり、今後の営業方針を再検討せざるを得ない状況。
生きるか死ぬかの、本当に厳しい選択を迫られているのが、東北地方の観光関連業。地震や放射能にほとんど関係のない地域でも、温泉客は90%以上も激減。
この時期に年間の収入を大部分を占める人々にとって見れば、お先真っ暗だ。
でも、生きていかなければならない。こんなときに増税論議が行われているといっても、被災地にとっては何のことやら。今を生きることが一番の大事。
被災とを離れた我々は、経済が萎むことがなく、誰もがが、おいしいご馳走を腹いっぱい食べることができるそんな社会を、再び罹災地にももたらして欲しいものだ。
4月29日~5月8日の飛び石連休にはお休みをいただきます。5月9日よりブログを再開します。
事業承継支援室長
大滝二三男