税制改正のセミナーに参加しました。
講師の平川忠雄先生の話に、60人を超える税理士さんたちが熱心い耳を傾け、2時間のセミナーはあっという間に終わりました。
セミナー終了後の先生方の感想では、「相続案件がだいぶ増えそうだ」と話されているのが印象的でした。
それもそうですよね。基礎控除が5000万円から3000万円、法定相続人1人につき、1000万円が600万円に大きく減額されるわけですから。
これに昨年改正の小規模宅地の評価減を加えますと、相続税を払う人は首都圏や主な政令都市では大幅に増えることが予想されます。
そこの商売が増えるという話になるわけですが、一般の人にとっては小規模宅地なんてわかりませんので、当然税理士暗にお願いすることにるるでしょう。
当然、遺産分割協議にも参加を余儀なくされるでしょうから、人生経験豊かな先生には引く手あまたになるかもしれません。
さらに、相続税対策がこれまで以上に必要になってくるでしょうから、対策のレベルもかなりハードルの低いものとなるでしょう。
ここにもまた商売のネタが増えてくるようですね。今から十分商売の研究をしておく必要があるようですが、まだ国会審議が混乱するでしょうから、どうなりますか。
事業承継税制にも若干の改正があるようですが、先生方の事業承継も今年はかなりの件数がよそうされます。どうか早めの対策を!!
事業承継支援室長
大滝二三男