この週末、久しぶりの興奮しました。
女子バレー世界ナンバーワンのブラジルに、ジュースを繰り返すこと10回。33対35で第2セットを連取したときには、明日は決勝戦で、にっくきロシアを粉砕し、30数年ぶりに世界1を書くときできると興奮しました。
思えば、女子のバレーボールで日本国中を興奮の坩堝にしたのが、東京オリンピック。大松監督の下、日紡貝塚(今はあるのかな?)の選手を中心に、東洋の魔女とロシアなどを粉砕し、見事金メダルを手にした。
本当にそれ以来の出来事と言うのは大げさだが、そのくらい日本に女子バレーが低迷し続け、お隣の韓国、中国も勝てない時代が長く続いたのだが、今回の世界女子バレーでは何と銅メダルを獲得するまでに復活した。
エースの木村沙織選手はレシーブが苦手。その弱点をすべてのチームが狙い、木村選手も今回の選手権まではどのチームのエースより明らかに低いレシーブ成功率。彼女のレシーブ成功率が低ければ、当然彼女はスパイクができないわけ。
その弱点をほとんどすべての対戦相手がついてくるわけだから、さおりんも今回は根性を入れて、拾いに拾い、その後のスパイクなどを勢い良く、決めまくった。もちろん、脇役たちも縦横無尽に拾い捲り、米国を破っての銅メダル。
久しぶりにうれしい話題。
長い低迷期を脱するために、指導者たちはどのようなアドヴァイスを送り続けたのだろうか。身長などを比較すると、今回の予選を勝ち取った国々と比べてもかなり低いほう。世界チョンピンのブラジルと比較すると、雅の親子ほどの違い。
それでも、かの女たちは苦しみに打ち勝っての銅メダルだけに、まさに”あっぱれ”ではないだろうか。昔を懐かしむ人は、これほど長くに渡り、メダルを取れなかったことを知らなかったことを改めて知らされ、「ほう?!」と言うだけ。
でも本当にご苦労様でした。見事でした。
事業承継の仕事をしている中で、後継者がいないという現実を見るとき、数十年ぶりの女子バレーも相当期間にわたり、後継者なし、優秀な指導者なしで、暗中模索を続けてきたのだろうと推測する次第。でも本当にご苦労さまでした。