こんな連絡が昨日ありました。
答えは「申し訳ありませんが、ご期待にお答えできませんね」
税理士事務所を開業して30年も過ぎますと、娘さんが結婚適齢期に。
自分の事務所を継がせようと、税理士になることを勧めるが、答えはノー。
でも、父親はどうしても自分の事務所を娘に継がせたいと夢見る始末。
娘が資格を取れないとなると、次にくるのが、税理士なる若者に目をつける。
でも、事務所で勉強に励んでいた若者も資格を取ると、独立の道を進む。
どうしたって、先生の下でしかも娘さんと一緒になるなんて空恐ろしい。
自分にだって自由があるはず、一生所長・義父の下で働く気はありません。
娘さんと恋愛し、結婚しても義父の事務所を継ごうという気にならない。
税理士事務所長の娘さんと結婚したが、数年後に離婚した税理士も少なくない。
たまには、資格のあるお嫁さん候補はいませんかという連絡はあるが、これなどもってのほか。息子のことをそんなに甘やかすなと言いたいところ。
でも、本当に、税理士の婿さんを探すのは、今の時代、家という観念が希少になってきた今、そして家族主義が強い家には、ほとんど無理なようです。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。