清水昆という漫画家を覚えていますか?いいや、ご存知ですか?
今日、10月1日は『都民の日』。子供時代にかっぱのバッジをつけていると、バスも電車も、そして動物園もただで、万能のバッジ。
その作者が清水昆で、日本酒好きなら、黄桜の初代かっぱは一世を風靡し、その後なまめかしいかっぱを書く小島功が引き継ぎました。
それはともかく、『都民の日』は小中学校は休みとなり(今はどうなんでしょう)、仲間とバッジをつけてバスに乗り、動物園などに行きました。
ところが、そのバッジは確か有料で学校で買ったと思いますが、我が家は極貧でどうやってそれを手に入れたのか、それともそんな家庭でも買えてのでしょう。
今はそんなたのしいバッジを学校で売って、それをつけていくと、ほとんど公共的な施設は無料で入場できるというのはないような気がしますね。
もちろん、そんなバッジを買うことができる人とできない人を区別することはできないと学校では進めないのでしょうが、果たしてそれでいいのでしょうか?
学校は差別が始まる最初の集団生活。誰もがそのことを知っていいながら、そんなことはないという。あるということを知らせるのも学校でしょう。
そんなことをかっぱのバッジが知らぬうちに教えてくれていたのではないでしょうか。そのバッジを買うことができないという事実も子供は知ります。
親が万能でないことを知らせるのも、こんなバッジがいい材料になったのではないでしょうか。今はどうなんでしょう。かっぱは今、どうしているのでしょう。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。