今回の参議院選挙で分かったこと。
１，人寄せパンダが議席を得ることが難しい時代
(落ちぶれ芸能人、元スポーツ選手にノー）
２，教条的な主義・主張を繰り広げる政党が共感を得る時代ではないこと
（社会とか共産の名前にアレルギー)
３，2代、3代続く宗教団体のバックアップする政党は確実な議席を維持していること
(実に多くの宗教団体が選挙にかかわっていたこと）
４，大手労働組合は圧倒的な力を持っていること
（サラリーマンの選挙運動がノルマ）
５，やっぱり地方は地縁血縁の強い保守政党が強いこと
（なぜか維新の若者の出身県はがちがち保守）
こんなことが分かったからといって、わが税理士業界に影響あるかといえば、答えはもちろんノー。でも、今の窮状を打開するためにどのようなことが考えられるのでしょうか。議員さんたちに強い経済を復活してもらうためにも考えなければいけません。
まず、税理士事務所の売り上げが、この1年平均して5～10％ダウンし、特に高齢の先生方のお客様はこの経済環境の中、大幅な売り上げの減少、赤字経営の常態化などで廃業してしまう人も少なくない。
しかも、高齢の先生方のなかにはコンピュータを使い切ることは当然無理があり、昔のように自分一人で帳簿をつけて、申告書も作成するといったことはできません。職員任せの日々の業務も赤字経営が続けば廃業するしかありません。
そこで高齢の先生同士が一緒に仕事をしていこう.そういう体勢はできないものかとおっしゃる先生方も出てきました。一人親方で自己流の経営をされてきた先生方に果たして共同事務所に我慢できるのかどうか、大いに疑問です。
果たして、宗教信者の仲間同士や昔赤旗を振っていた先生方が数十年ぶりに意気投合して共同事務所を立ち上げるなんていう話はあり得ない話。もちろん、税理士先生方の中に人寄せパンダになれる人など皆無でしょう。
それでも、高齢者の先生方の共同事務所、これは確かにアイデアです。お客様との関係は数十年のキャリアがありますから、信用問題は万全。お客様の事業承継が進んでいればなお結構。事業規模で共同事務所、会計法人は運営できそうですね.いかがでしょうかね。
地縁血縁に強い先生方、特に経営環境が著しく落ち込んでいる地方の先生方には、その力を結集して、昔の生活向上を夢見て旗を振っていたことを思い出して（笑い）、もう一度共同作業をやってみませんか？ 時代は大いに変わってしまいましてが、、
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。」
