今日はこのお題にするしかないですよね。ネットでは、その前の小沢・鳩山会談後に見せた親指をたてるポーズは一体なんだったんだと物議を醸し出しているようですが・・・小沢を降ろしたのが鳩山政権の唯一の成果なら、何のための政権交代だったのか、何のための政治なのか良くわかりません・・・
さて、またまたまたまた・・・の短命政権、政党が変わろうが、結果は一緒になってしまいました。本当にもたないですね。
日本の宰相がコロコロ変わるのは今に始まったことではないと思いますが、特に最近の4代ぐらいは世襲議員(小泉も含めれば5代が世襲、森は違うが)、お坊ちゃま議員と簡単に言ってしまえばそれまでだが・・・今日はそれを批評したいのではありません
「囲み取材」について
たしか「囲み取材」は小泉政権から始まった総理大臣の会見方式。毎日総理大臣の顔とそれに群がるマイクがテレビに映っていますが。あれはどうにかならないのでしょうか。
ニュースを見ていると官房長官の定例記者会見よりも、囲み取材の映像の方が良く流れていると感じますが。あれだと、政府が伝えたいことよりも、報道機関が聞きたい事、記事にしたいことしか聞けないのでは無いのでしょうか。
そもそも、あの映像は一国の宰相としての威厳が多いに損なわれているとしか考えられず、また総理大臣は総理大臣であって、決して批評家ではなく、その日その日の出来事・発言についていちいちコメントしていたら、どんなに頭がいい人でもミスやボロはあってもおかしくないでしょう。以前にもこのブログに書きましたが、やはり言葉には責任があり、ましてや一国のリーダとなれば重みは違います。ブレ事態は大きく国民を惑わせたことはその通り。
ただ、冷静に見たら、退陣の大きな要因となった普天間の問題にしても、自民党政権下では沖縄以外に基地移設は無かったのに、改めて議論の俎上に載せたこと、沖縄県民にとって鳩山首相を支持する要因にならなかったのはなぜなのか。また全国民が難題に取り組む首相を応援することが出来なかったのか。
基地問題の一連の合意形成が報道されていく中で、支持率がどんどん下がる。議論の途中が結果として報道され、結論が違えばブレになり、同じであれば行動の遅さを指摘される。時間を与えてあげなかったというのも正直なところではないんでしょうか。
以前のブログ(2010.5.17 言葉の責任)も読んでいただいた方には誤解の無いように言っておきますが、事業承継の決断には十分時間を割きますし、強制して意見を求めることはありません。言葉の責任を理解しているからこそ我々は、慎重に先生方の意思に対応しております。
言葉の重みも、一層増すのが総理大臣だと思います。その為にも、無理やりコメントを引き出すような、囲み取材は今後如何なものでしょうか。
小泉政権は劇場型政治といわれておりました。その名残が、小泉政権と間逆の政権にとってふさわしくないのは当然かもしれません。次の総理大臣がどなたになるかまだわかりませんが。強いリーダーシップと総理の威厳を回復できる人材の登用を願ってなりません。威厳のあるリーダーであれば、自ずと短命ではなくなるのではないでしょうか。
事業承継支援室
石原坂 誠