宮里藍、米国女子プロゴルフ開幕2連勝を遂げた。オリンピックでは金メダルなしも、彼女の活躍で溜飲を下げたゴルファーたちもきっと多いに違いない。
世界の女子プロゴルファーで大活躍の韓国選手たちを尻目に堂々の2連勝。それも開幕戦は6打差を一気に大逆転、そして2連勝目は3日目首位から一時は4位まで落ちたが、上がってみれば２打差の優勝。日本人ではもちろん初めて。LPGAでも44年ぶりと言うからすごい。
昨年、ルーキーながら賞金王を獲得した韓国の申選手や一作年の賞金王・メキシコのオチョア選手ももちろん参加した大会で、彼女たち以外でも多くの実力者が参加したレベルの高い大会だけに、藍ちゃんの優勝は本当に価値のある優勝だった。
さてその藍ちゃんだが、2年前は不調のどん底。ドライバーは曲がるし、距離もでない。予選落ちすることもしばしば。この頃、俗な言い方だが、｢男ができたから、、」なんて言われていたが、なんとそんな絶不調から昨年脱し、フランスでの試合で初優勝。
ことそのプレシーズンは距離を伸ばすことより、正確にボールを打つことに専念し、見事復活どころかナンバーの地位にまで昇ろうかという勢い。念頭に彼女が上げた抱負が「最優秀選手になること」何と志の高いこと。
賞金女王になっても、最優秀選手になれないというから、日本の男子プロゴルファーとは大きな違い。それでも現在はもちろん賞金女王だし、最優秀選手になる資格はまず第一位。今週の日本女子プロの開幕戦にも参加するというから、是非三連勝を願うところ。
それにしても、その優勝インタビューもおごることなく、淡々と話すその姿に頼もしさとともになにやら達成感さえ感じさせるものだった。後に続く日本人たちにも元気の素を授けてくれるに違いない。彼女の活躍で日本のプロゴルフ界もさらに盛り上がるはず。
その一方で、日本の経済界はまるでお通夜。元気の良いのがユニクロだけ。百貨店業界は総倒れ。もうデパートで買い物をする時代ではないようだが、これらの業界がどうなっていくのか。町中はシャッター商店街、郊外のイオンも5年は持たないとか。
そうなると、日本の税理士さんたちの仕事場が狭ばるばかり。おちおちゴルフにかまけている時間はなくなりそう。とにかく、年配の先生方の顧問先は今後減ることはあっても増えることはまずなさそう。勢い不況業種になっていく。
今や、会計業界は生き残りをかけた凄惨な状況になることも十分考えられる。そのときどれだけの会計人が生き残るのだろうか。顧問先となる法人の数が本当に少なくなっている今、果たして勝ち残ることのできる事務所は果たして何件なのだろうか、暗い話だが。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。
