ドクターから不治の病を宣告され、病院のベッドに横たわっていた税理士さんから事業承継のご相談をいただきました。
入院中の先生に代わり奥様にお会いし、事務所の歴史をお聞きしたときは、なんとすばらしい事務所をお作りになったのかと感心もしましたが、1ヵ月後に退院された先生にお会いしたときにはさもありなんと納得もしました。
ご自身のことより、事務所の皆さんの働きに応じた給与体系を考え、それを実践した結果、地域一番店になった事務所。そんな事事務所を引き継げる経営者はいらっしゃるかどうか不安でした。
もちろん、何せ地域一番店ですから、「引き受けましょう」と手を上げる税理士は簡単には出てきません。そんな人を探すのが我々の仕事です。
そんな事情をご夫婦で話し合い、その結果、当方にご相談をいただき、お相手を探しました。幸い、お相手の先生もご夫婦の考えを100%納得され、すんなり契約されました。
それにしても、所長先生亡き後、職員の皆さんが組織人としてどれだけ仕事ができるかどうか、本当に未知数です。「私がいなくても、、、」と先生はおっしゃいますが、これは不安です。
でも、もうやるしかありません。幸い、奥様も資格がありますから、単純に職員の皆さんが前所長の経営方針を素直な気持ちで引き継いでいけるとおもいます。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。