37才で女房と3人の息子を遺し、一人の男が旅だって67年。
その女房も彼の元に17年前に83歳で逝ってしまった。
兵隊に召集されるには歳もとり、若い頃から病弱で、赤紙も遅かった。
赤紙には、昭和20年8月15日に山形の連隊への出頭を命じていた。
当日、玉音放送があり、出頭した時には、無条件降伏を告げていた。
村長の自宅の集まった村民は、聞きづらい玉音放送に耳を傾けた。
母親は「終わってよかったですね」と洩らし、村長から怒られたという。
そんな時代を過ごした両親を持つ、ベビーブーマーとして今の時代は?
そう、法治国家、憲法を遵守することこそ、何より必要と考える。
人治国家である隣国は、自己都合で何でもあり。
時の為政者が自分の考えで、いかようにも操作ができてしまう。
歴史が戻るようなそんな国家を、日本人は求めていない。
確かに日本の税制も、アメリカの゛要求゛応ずるような形も見える。
それも米国の金融資本の自由な動きを 容認しているように。
いずれにしても、働き終えた団塊の世代も゛おかしい時代゛に疑問を抱く。
孫の世代が父親の世代と同じようになるとは、考えたくもない。
団塊の世代が社会をダメにしたと言う若者たちと今の時代を語ろう。
良い題材を、時の為政者が提供してくれているのだから。
甘い生活を幼少の頃から過ごし、痛みの分からない人に未来は託せない。
敗戦後70年、声を発する若者に明るい未来を提供できる社会を!
事業承継支援室長
大滝二三男