税理士事務所に勤務しながら、行政書士や社会保険労務士資格を目指す。
税理士試験を諦めた人もいるが、最初から他の資格に挑戦する職員も!
しかも、3人の職員が全員資格の学校に行き、空いた時間にパート勤務。
事務所勤務を終えてから、予備校に通うと思いきや、学校優先。
それでも事務所は回っているのだが、果たして大丈夫?
この事務所長、資格挑戦には理解があり、これまでに税理士試験合格者も。
税理士登録も所長のサインでオーケー、でも全員が独立。
経営的にはパート職員だけだから、比較的楽な状況。
しかし、ここに来て資格を取った職員2名が、辞めることを表明。
彼らは3年前に事務所入りしたのだが、その時はまだ補充は楽だった。
だが、このところの人材不足で、募集をしても人が来ない事態に。
パートを募集してもすぐに戦力になるような人は、まずいない。
その分、所長の仕事が増えることになるのだが、所長も後期高齢者。
最終的には事業承継するしかないのだが、その前にお客が離れる不安も。
所長は、すべて自分が営業したお客さんだから心配ないと言うのだが、
経営指導を求めるような顧問先は、もうすでに離れている。
残るは、貴重代行と税務申告だけを依頼する小規模の事業者。
だから、パート職員で回せていたのかもしれないが、お先は真っ暗。
果たして、所長はどう決断されるのだろうか?
事業承継もままならぬ事態にならなければ良いのだが!
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男