70年前に米国の゛お仕着せ゛で誕生したと言われることもある憲法。
物騒なことに巻き込まれず、ここまで来たのも、その存在からこそ。
経済力では世界第2位まで昇れたのも、戦力に頼らなかったため。
憲法を改正するが、戦争の放棄は守るというのだが、、
国連の平和維持に自衛隊員を派遣しても、武力は使わない。
米国との安全保障条約の一環として、武力を使えるようにしたのは昨年。
自民党の安倍総裁が、2020年までに現憲法を改正することを明言。
圧倒的な数の議員の自民党も、今は小選挙区制で、異論を許さない。
国会議員の自民党公認候補になるには、憲法改正に反対ができない。
中選挙区制では、かなりの数の自民党議員が存在した。
現在でも、中選挙区制に戻すべきだという意見もある。
というのも、幅広い考えを持つ議員が自由に活動できたのが、自民党の良さ。
それが党首脳部の言いなりにならなければ、公認されない今の状況。
はたしてそんななかで、自由な議論が展開されるのだろうか?
今の国会では、審議時間が30時間過ぎれば、もう議論は尽きたというのだ。
そんなことで、憲法議論が済まされて良いはずがない。
でも、今の国会運営を見ていると、議論より数ですべてが決まる。
民主主義は、最終的に多数決ではあるが、何よりまっとうな議論が前提。
怖い法律が次々に数の議論で誕生しているが、はたしてどうなるのか?
新憲法が出来たとして、我々はそう長くは付き合えないが、
子や孫のことを考えれると、真っ当な、広範な論議が尽くされることを望む。
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男