税理士事務所は、税理士の個人的な繋がりで顧客が維持できている。
事業承継で経営者が代わり、その結果、顧客が契約を破棄する。
しかし、契約をしていた税理士が残っている場合には、契約は継続。
そこで、引き継ぎ業務を何時の時点で評価するのか、問題になる。
というのも、譲り渡した税理士は、当初の数ヵ月は責任あると考える。
引き受け手の担当者が、期待したほど能力がないと、顧問先も??
引き継ぎがスムーズに行くと考えていた譲り手も、はたと迷う。
そこで、契約を破棄された場合、その責任は誰が負うのか?
過去数10年も契約していた顧問先が、おさらばした。
果たして自分の責任か、引き受け手にも責任があるはず思う。
こうなると、対価の最終決定にも影響が出てくる。
確かに、引き受け手の責任もあるが、それをどう反映するのか?
半々なのか、それとも7、3なのか、それを誰が判定するのか?
本当に難しい判断を、仲介業務を行う我々が責任をもって行う。
そうなんです、その責任を負うからこそ、コンサル手数料を手にする。
こんな日々を過ごしているんですね!
でも、これまでの例で争うような事例はありません。ありがたいことです。
事業承継支援室長
大滝二三男