ゴールデンウイークも前半が終了、家にいるばかりでは体も鈍ります。
税理士さんのお誘いがあり、昨日ゴルフに出掛けました。
絶好の日和で、冬に比べボールも心なしか飛んでいた。
年々、筋力は落ち、若いときを懐かしむことが多くなった。
そう、硬くなった体も、20度を超える暖かさで柔らかくなった感じ。
10歳以上年下の税理士さんの豪快な飛ばしに、羨ましく思うこと頻り。
それでも、スコアはごまかしの効き、こちらに゛軍配゛
プレー終了後の゛反省会゛では、業界の将来が話題になり、時を忘れた。
先生いわく、職員が辞めるので後任を探したが、人がいない。
この傾向は一層強くなるだろうから、事務所経営は難しくなる。
クラウドを使って顧問先の自計化を図るも、そこにも人がいない。
記帳代行はなくなると言われるが、本当にそうなるか、疑問だとも。
確かに人手不足は、税理士業界だけの悩みではない。
世界一の生産量を誇るトヨタ自動車でも、作れば売れるのだが、作れない。
これも、製造ラインの担い手である期間工が集まらないため。
期間工を集めるため、担当者が1週間出張し、獲得できるのは一人がやっと。
製造業も生産を増やすためには、外国人に頼るしかないようだ。
機械相手ならそれも出来るが、客商売の税理士事務所は、人が命。
税理士一人で仕事をするには、あまりに非効率。
記帳などは職員に任せ、顧客の様々な要求には、先生が対応。
それが基本中の基本だが、その担当者が見つからない。
反省会の結果は、50代前半の先生、人がいなければ事務所を閉めるという。
事務所を閉めることができれば良いが、そう簡単ではないはず。
職員が一人でもいれば辞められないし、辞めたくもないだろう。
゛労働寿命゛も長くなるだろうは、頭は動かなくなる。
そうなると作業効率は悪くなるだろうから、コストも合わなくなる。
暗い話に終始したゴルフの反省会だが、業界の先行きは不安だらけ。
個人事務所の先生の話だが、法人でも同じ話が尽きない。
大型の法人でもこの傾向が強くなっていること、事実のようだ。
今年の超大型連休、長期で休ませたいが、休めないのが実情。
そう、カレンダー通りにならざるを得ないという。
もっとも、3月決算法人の申告業務もあり、長期間の休暇はできない相談か?
事業承継支援室長
大滝二三男