これまでの10年で、税理士事務所の引渡しの最高齢者は92歳。
お会いしたときには、90歳を超えているとは思えないほどの先生。
何故、90歳を超えるまで、事務所経営を続けられたのかを聞いてみた。
答えは単純。頭も体も健康で、お客さんの要望に応えられたからという。
しかし、大台を超えたときには、さすがに辞め時だと考えた。
長年仕えてきてくれた職員も、次々に退職していった。
同時に、お客も他の事務所に移って行った。
職員が最後の一人になった今、彼女が辞めるとき、事務所も閉める覚悟。
その職員も60歳を超え、さすがに「もういいでしょう!」と宣言。
さすがの先生も、税法の改正情報も頭に入らず、もうごまかしは効かない。
適正なサービスも提供できない今、事務所の閉鎖を決めた。
当然、お客さんには迷惑もかかるが、それは事業承継でカバー。
先生そしてその顧問先にとっても、タイミングが良いときでもある。
年齢を超えて、税務業務には問題ないとしても、サービスには限界あり。
そこまで考えて、事業承継を決断できる先生も多い。
そこで、好い人をさがすことができれば、社員税理士も探す必要はない。
相性もよければ、l言うこと無しですね!
事業承継支援室長
大滝二三男